インドネシアに進出する企業やインドネシアとの取引をするためには、現地人からの信頼を得ることが重要だ。怪しい目で見られたり、裏があるような素振りがみられるとビジネスは進まないし、成立もしない。そのために自分の内部であるセルフイメージを向上させることだ。商談であっても、進出先の従業員に対しても同じだ。

コミュニケーションの分野において最も大切なのは内側のコミュニュケーションだ。自分自身の内側で起こっているセルフトークやセルフイメージがを向上させていくことで、他人とのコミュニケーションをスムーズに行えるようになる。すると自分に自信がつき、従業員から信頼を集めることができるのだ。

現地人とのコミュニケーションでは、違う世界観や文化宗教が絡んでくるので、あなたの人間性やセルフイメージが直接滲み出てくる。今回はインドネシア人から信頼を勝ち取り、コミュニケーションをスムーズにする自分のセルフイメージを向上させる方法についてお伝えする。

これからインドネシアに進出する企業や、貿易をする企業の経営者および担当者の方に是非読んでもらい、信頼されるよう人間になり、ビジネスを拡大していってほしい。

1.コミュニケーションの3×4タイプ
2.ウソ発見器は本能
3.言葉を定義しろ
4.価値観を決めろ
5.セルフイメージが運命を変える
6.セルフイメージを意識しろ
7.自己否定を辞めろ
8.内側にいる3人のラポールを築け
9.セルフイメージを習慣化しろ

1.コミュニケーションの3×4タイプ

3×4タイプ

コミュニケーションには3つの脳のタイプと4つの情報処理タイプがあると言われている。このコミュニケーションのタイプを知らないと、相手に突き刺さるような表現ができなくなり、ミス・コミュニケーションが多発する。

コミュニケーションで一番重要なことは、自分とのコミュニケーションだ。独り言や頭の中でつぶやいているセルフトークが運命を変えていると言ってもいい。まずは自分自身のタイプを知ることで、相手のタイプが自然と見えてくるのだ。

1.3つの脳のタイプ

1. ハ虫類脳タイプ
五感に優れていてとにかく行動するタイプ。肉体をコントロールする能力が高く、五感も鋭く、行動力もあるタイプだ。自己中心脳とも言われ、ハ虫類的な食欲、性欲、戦うか逃げるかといった本能的な能力に優れている。

2.ホ乳類脳
フィーリングや感覚で理解するタイプ。ボディ・ラインゲージや表情、声のトーン、タッチすることでコミュニケーションを取ろうとする。泣いたり、笑ったり、怒ったりといった感情を表現する能力に優れている。感情脳や自己犠牲脳とも言われ、他の人やグループのために何かをしようとするので、他人からみてどう思われるのか、社会的なルールといったことを重視する。

3.人間脳
理論、理屈で話していくタイプ。計画性があり学校の勉強が好きなタイプ。方程式やグラフ、チャート、理論で理解する。論理脳とも言われ、物事を順序だてて理解し、説明することができる。金八先生などの熱血教師タイプが苦手。すべてを理づめで行動してしまうため、ホ乳類タイプとは相反しており、うまくいかない。

2.4つの情報処理タイプ

1.視覚タイプ
ビジュアル的に情報を処理していくタイプ。見た目、ルックス、どういう風に見えるかというタイプ。絵画や、写真、映画、顔の表情などを視覚からの刺激によって理解する。

2.聴覚タイプ
音で判断するタイプ。声の質、トーンで判断する。表現するときも「ガチャーン」とか「ドドーッ」などの音に関する言葉で表現する。ラジオや音声、音楽などによって理解するタイプ。音感も優れており、人の声のわずかな変化もすぐ感じ取る。

3. 行動タイプ
行動することで情報を処理していくタイプ。なんでもまずやってみるというタイプで、まず行動を起こす。命令されたり、指示されたらすぐ行動に起こして、やりながら改良していく能力に優れる。例えば「ジョギングがいい」と言われれば、すぐ外に飛び出して始めるタイプ。

4. 論理タイプ
すべて論理的に考えるタイプで、理屈とかつじつまが合っていたら納得するタイプ。3段論法などを好み、これをやる明確な理由や調査結果、データ、グラフなどで理解を深めていくタイプ。理屈が合っていれば良いので、あまり行動せずに理解することで納得し満足してしまう。

この3つの脳のタイプと4つの情報処理のタイプで12通りになり、話す相手によって響く内容が異なってくるのだ。まず、これらのタイプがあると認識することだ。

3.自分のコミュニケーションタイプを知る

自分自身がどのようなタイプなのかを知ることが第1歩となる。

自分では認識していないが、どうしても自分のタイプでしか物事を捉えることができないからだ。例えば、論理タイプの人は理論とつじつまがぴったり合致していれば、相手も納得すると思い込んでしまう。だからまず自分のタイプを知ることで、自分以外のタイプの人にも理解できるように工夫を加えることができるからだ。

4×3のタイプを意識して、話す相手によって表現方法を変えていくことだ。

例えば、ハ虫類脳で視覚タイプのに対して営業する場合には、キレイな女性の写真やボディビルダーの写真を入れておき、「この商品を使うとモテますよ」「このサプリで筋肉ムキムキになります」というと表現すると突き刺さったプレゼンにすることができる。

多くの人に伝えるには、このタイプすべてに響くように、同じ内容を表現を変えならが何度も繰り返す必要がある。

2.ウソ発見器は本能

ウソ発見器

1.ウソ発見器

私たちの脳にはウソ発見器が埋め込まれている。

人間の一番根底にあるハ虫類脳には、生きるために相手を騙して捕まえ、食べていた本能が備わっている。例えば、ライオンとシマウマの場合「お腹が空いたから、シマウマさんを食べますね」と本当のことを言ったら、シマウマはダッシュで逃げてしまう。

ライオンは、匂いが伝わないないように風下から、音で気づかれないように静かに近づき、一気に襲いかかる。つまり、自然界では、騙し合い、ウソのつきあいによって生命を繋いできたのだ。

この動物的本能が私たち人間にも備わっていて、ウソをつきたい、騙したい、相手にトリックをかけたいという欲望が大きく残っている。

例えば、学校でのテストの解答をみたい、遅刻したらウソを言ってなんとかごまかしたい、騙してでもこの商品を買ってもらいたい、と思うのだ。

逆に私たちの脳にはウソ発見器も備わっている。新しい商品を購入する場合にも、騙されないかどうかを商品を慎重に調べ、店員の態度や表情を分析して決定する。

つまり、私たちは「ウソをつきたい」という欲求と「ウソを見破る」という本能の、両方を持ち合わせているのだ。それが、日本人であろうが、インドネシア人であろうが同じだ。

感知能力としては、小さな頃から補償や保険もなく、騙され続けてきたインドネシア人の方が、日本人よりも、より繊細で、センサー感度も高いのだ。

2.ウソはストレスの原因になる

ほとんどの病気の原因はストレスからくる。「病気は気から」というのも、すでに研究結果から証明されており、そのストレスの要因はウソからきていると言われている。ウソは小さなウソから始まるのだが、そのつじつま合わせのためにまたウソを重ねることになってしまう場合が多い。

例えば、奥さんには「仕事でインドネシアにいく」と言って、カラオケガールと一緒にバリ島旅行に行ったりする。帰ってからどうやってごまかそうかといった、ウソがウソを呼び込み、非常に大きなストレスの原因になっているだ。

インドネシア人に仕事を教える時には、できるだけウソはつかないほうがいい。そして、言いたくないことは言わなくても良い。もし何か言いたくないことを聞かれたら「秘密です(Ini rahasia saja)」と言えばいい。

出来ないことは「出来ない」と言うし、やっっていないことは「やっていない」とはっきりということで、ストレスにはならないからだ。この一貫性が信頼関係を築く基礎になっているのだ。ウソ発見器の感度が鋭いインドネシア人には、ウソはすぐにバレてしまい、信用できない人間リストに入るだけなのだ。

3.言葉を定義しろ

Difinisi
[出典:wartakota.tribunnews.com]

いろいろなモノの定義をはっきりさせる必要がある。物事の定義や意味がはっきりしていないと、ミス・コミュニケーションが起きる。一つの単語でもその人によって捉え方や意味が変わってくるのだ。

インドネシア語では否定を表現する「belum」、「tidak」、「kerang」の3つがある。例えば「知る」の否定語の場合には以下がある。

「まだ知らない」: belum tahu
「知らない」: tidak tahu
「よく知らない」: kerang tahu

赴任した当時の私は、翻訳した日本語だけで意味を捉えていた。しかし、ある時この意味の大きな違いに気がついた。

“belum tahu” は「まだ知らない。が、今後知りたいと感じているし、教えてほしい」という意味で、
“tidak tahu” は「知らない。今後もずっと知りたいとも思わないし、知る必要性も感じない」、
“kerang tahu” は「なんとなく聞いたことがあるだけで、ほとんど知らないし、わからない」ということだ。

部下から「書類を探しているのだが、どこにありますか?」という質問に対して、私が

「知らない:Tidak tauh」

と答えると、「なんだ。せっかく一生懸命探しているのに、オレの上司は何にもわかってくれないな」と感じてしまうことになっていたのだ。こういったミス・コミュニケーションが多発するのだ。

さらに、同じ単語であっても、その人の文化、宗教、バックグランドによって、捉え方が全く違う。

例えば、「仕事」という言葉がある。私たち日本人の場合の多くは、会社員であろうが、自営業であろうが「利益を追求するすべての行為」だと感じている。だから、会社内にいて作業やアイディアを考えることも仕事だし、取引先と食事をすることも、ゴルフに行くのも”仕事”だと感じていると思う。

しかし、インドネシア人の多くが考える仕事は、

1. 雇われていること
2.会社という場所や現場にいること
3.手を動かしている事

この3つの条件が重ねあった時に「仕事をしている」ということになる。具体的には、

・雇われている
自営業や自分で商売をしているのは「仕事」ではない。自営業の場合には、「仕事」とは言わず、「ビジネスをしている」「自分の会社を経営している」という表現になる。一般的な「仕事」というのは、政府機関や民間の会社に「勤めていること・雇われていること」という意味にとらえているのだ。

・会社という場所や現場にいる
会社以外の場所にいる場合には「仕事」ではない。社長と従業員がレストランなどで食事をすることは仕事とは感じない。営業の場合には、相手先と商談をしている時は仕事で、それ以外の移動時間は仕事ではない。だから、スマホで遊んだりしていても良いと考える。ただし、拘束された時間分の給料がもらえると信じている。

・手を動かしている
何か動いていればいい。パソコンで趣味のネットサーフィンをしていても仕事とみなす。さすがに居眠りしていると手は動いていないので「仕事をしている」とは言わない。

多くのインドネシア人の「仕事する」という理解は「利益を追求する行動とではない」ということだ。ここに日本人とのミス・コミュニケーションが発生しているのだ。

言葉によってその人の世界観が見えてくる。その人の持っている世界観によって言葉の意味が変わるのだ。だから、言葉を定義する必要があるし、その定義をシェアする必要もある。

具体的には、会社内で使われている単語の意味をしつこく教えていくことが重要になる。

4.価値観を決めろ

価値観
[出典:lampung.tribunnews.com]

最初にやるべきことは、自分自身の価値観をはっきりさせておくことと、価値観の優先順位を決めておくことだ。
価値観とはウィキペディアによると、「価値観とは、何が大事で何が大事でないかという判断、ものごとの優先順位付け、ものごとの重み付けの体系のこと」と書かれている。

例えば、成長、挑戦、信頼、達成、お金、自由、安心、承認、名誉、責任、感性、自立などがあるが、嫉妬、妬み、怒り、幸せ、食べたい、などの感情でもよい。

ここで大事なのは優先順位が大事だということだ。例えば、「お金」と「幸せ」ではどちらが大事か?と聞かれたらあなたはどちらを選ぶだろうか?

どちらも欲しいと思うから、決断ができなくなって間違った選択をしてしまい、本当に大切なものを失ってしまうのだ。

その価値観の優先順位には、良い悪いはなく、その人が持っている価値観だということだ。その価値観に基づいて行動を起こしている。先ほどの「お金」と「幸せ」の場合に決められない人が多くいると思う。もし、こめかみに銃を突きつけられて、「どちらかを選べ!」と言われたとしたら、あなたはどちらを選ぶだろうか?

そう思うと自分の価値観がみえてくる。コミュニケーションをするには、まず自分の価値観を伝えなければならないし、相手の価値観も理解しておかなければならない。

会社内でよくあるのは、「安全第一」と「品質第一」と書かれたポスターが貼ってあることがある。これを見たインドネシア人はどちらが一番大事な価値観なのかわからず、迷ってしまう。これも日本人とインドネシア人との摩擦の原因になってしまうのだ。

価値観の優先順位が決まると決断が楽になる。大事にしたい価値観がはっきりしているので、迷うことがなくなるからだ。すると、目標やゴールを達成する速度が速くなる。

その価値観は一生持ち続けることではない。人生のステージによって変わってくる。例えば独身の場合には、友達と遊ぶことが最優先になるが、結婚すると友達よりも奥さんや子供の方が重要になってくるのと同じだ。

だから、現時点での自分の価値観をしっかり決めておくことで、商談も従業員の教育も迷わずに進めることができるようになるのだ。

5.セルフイメージが運命を変える

セルフイメージ1
[出典:pendoasion.wordpress.com]

1.内側の摩擦

コミュニケーションで一番大切なものは、内側のコミュニケーションで、自分自身との対話だ。ひとり言であったり、頭の中だけにつぶやいているものがある。これがセルフトークと呼ばれるものだ。

そのセルフトークの70%以上が否定的、ネガティブな内容だと言われている。

「よしやるぞ!」といったポジティブなことはほとんど言わない。それは小さな頃から両親から「これはやってはいけません」「静かにしなさい」「こんなこと言ってはダメ」とかの言葉が頭にこびりついているからだ。

ネガティブなセルフトークに加えて、自分自身の中の摩擦もある。例えば「運動しなきゃ」と思いつつも「面倒くさいなあ」とか、目覚ましが鳴って「起きないといけない・・・けど、あと5分寝たい」といったことが毎日繰り返してしまう。

さらに、「こんな自分が情けない、だらしない自分が嫌いだ」などのネガティブなセルフトークを繰り返してしてしまう。

その度に自分の「意思の力」が失われていき、疲れていくるし、やる気もなくなってしまう。
最終的には自信を失う結果となる。

2.不一致

自分の心の中で自分を否定したり、摩擦が起きるセルフトークを続けていくと、不一致が増えてくる。

肉体的、感情的、精神面、思考、感情、発言、行動がどんどん一致しなくなってくる。例えば、「俺はお前だけを愛している」と言いながら、目の前をカワイイ女性が横切ると「お!いいな。カワイイなあ。」とセルフトークをして、見つめてしまったりする。

自分の言う事、考えている事、行動が不一致になると、それはさらに加速していくし、外側に現れていくる。ボディ・ランゲージ、アイ・コンタクト、ジェスチャー、声のトーンも一致しなくなってくるのだ。

その結果、他人からも信頼を得られなくなる。従業員や周りの人たちもウソ発見器を持っているので、なんとなく「この人おかしいなぁ」と感じてしまうのだ。するとあなたの話を聞かなくなるし、信頼もできなくなるし、人気もなくなってくる。

心の中の不一致が、相手に不信感を抱かせることになってしまうのだ。

3.摩擦は価値観を決めるチャンス

内側の摩擦、否定するセルフトークに不一致がある場合には、自分自身の価値観の優先順位をはっきりさせることだ。一番大事なことはなんだろう、二番目に大事なことはなんだろうと決めていくことだ。

自分の中で摩擦が生まれたときには、チャンスと考える。

それは自分の価値観を再認識して、優先順位を決めるチャンスと思うことだ。例えば、「仕事」と「プライベート」のどちらが一番なのかと迷った時には、自分の中の優先順位を決めるチャンスということだ。ほとんどの心の中の不一致は、価値観の優先順位が定まっていないだけだ。

「運動したいけど、面倒くさい」と頭の中に浮かんだら、健康体になってムキムキになりたいのか、楽したいのか、どっちが大事なのか、ということが定まっていないだけだ。

どっちも大事だと思うから混乱して、不一致が起きてしまう。

4.セルフイメージが運命を決める

セルフイメージとは、自分自身のことを自分がどう思っているか、ということ。他人からの評価ではない。

私はこうです、私の価値観はこうです、ということだ。ほとんどの金メダリストは、「俺は金メダルを持っている。持てるアスリートだ」というセルフイメージを心の中に植え付けているから、本当に金メダルを獲得できるのだ。

自分が自分自身に対して、どういうイメージを持っているのか、そして認識しているのかで、私たちの未来は変化する。私たちの未来は全てセルフイメージにかかっているのだ。

どんなセルフイメージを持っているかで、人生の方向性が全く変わってしまう。1流になる人、3流で終わってしまう人は、その人の身体能力と知能ではなく、セルフイメージで決まってくると言われている。ほとんど才能ではない。

セルフイメージが高い人は、どんどん伸びていって、一流になれる。能力を伸ばすことよりも優先すべきことはセルフイメージを高めることだ。

セルフイメージとは具体的には2つのことがある。

1. 人生のどんなチャレンジ、難題も乗り越えていけるという自信
2. 自分は幸せになる権利を持っているという確信

セフルイメージが低い人はどちらかが欠けているのだ。

6.セルフイメージを意識しろ

セルフイメージ=ステータス

1.意識的に認識する

セルフイメージに対して、多くの人は意識をしていない。自分が自分の事をどう思ってるのか、チャレンジを乗り越えられるか、幸せになる権利を持っているかな、などといった事をあまり意識していない。

これを意識的に、認識するだけで、変化をもたらす事が出来る。認識するだけでいい。認識さえすれば、人間の能力は素晴らしく、解決策を自分で導き出すことができるからだ。

例えば、メールを送る時にタイトルを間違えて送ってしまった場合、送った相手から「タイトル間違ってるんじゃない??」という返事をもらったら、その後は送信する前にメールタイトルをもう一度読んで、確認する。

つまり、メールタイトルが間違っていたということを認識さえすれば、解決策は自分で考えることができるのだ。

セルフイメージも同じで、「自分はこういうセルフイメージを持っているんだ」ということを認識するだけで、変化を起こすことができる。

インドネシアの従業員に何かを教えるときには、まず自分のセルフイメージから意識付けることをやってほしい。自分は教える立場だと認識し、教育者として、人格、アイデンティティーを変えていくが大事だ。

2.ステータス

社会には必ずステータスがある。それが公式であっても、公式でなくても存在する。
上下関係、立ち位置、ボスがいて子分がいる、偉い人がいて従う人がいる。どこにでも階級がある。生物は基本的にはなんでもある。ライオン、犬、鳥もある。社会的ステータスを意識するとセルフイメージも変えやすくなるのだ。

ステータスとはセルフイメージなのだ。

相手がどう思うかは関係ない。相手にどう思われているかを考えている時点でステータスが低い。自分自身がどう思っているかがセルフステータス。セルフイメージからステータスを高く持っている人は、他人からどう思われようが動じない。

ステータスを上げていくだけで、自分の中の摩擦も減っていく。ステータスがものすごく自分に影響を与える。

ただ、ステータスや階級の話をすると平等ではないという人がいる。フェアではない、公平ではないということだ。しかし、上下関係は合理的なシステムなのだ。だから自然界で残っている。

フェアとか公平とかいう前にそれが現実だということ。セルフイメージを持たないと、教えることができない。友達ではない。ガミガミ怒る自分になることを恐れてはいけない。お友達になることが目的ではなく、相手を進化させたり、教育することが目的だからだ。

だから、責任を持った尊厳のあるステータスを持つことが必要なのだ。

7.自己否定を辞めろ

私はできる
[出典:www.rangkaikata.com]

自分のセルフイメージを高めていく場合、自己否定がものすごくブロックになる。セルフトークの時に自己否定をやってしまうと習慣になってしまうからだ。

自己否定には中毒性があるのだ。

例えば、手首を切って喜ぶ人や自分を言葉で傷つけることよって快感を得る。自分の思っていることを正直に話すことは良いが、自己否定になって習慣になるとそのループに巻き込まれてしまうからだ。

自己否定の内容もよくないが、声のトーンもよくない。同じ内容、同じ言葉でも声トーンによって印象が変わる。実際に声に出さなくても、心の中で情けないような声のトーンで話してしまえばさらに深くなってしまうのだ。

だから、自分に対して褒める。自分に対して否定的なことを言わない。例えば「改善点はこれか。俺は出来る」ということを自分に言い聞かせ、トーンもクールにしていく。そして、できている自分の未来をイメージしていくのだ。つまり心の中で、

1.俺は出来ると言う
2.ポジティブな声のトーンで言う
3.未来の成功をイメージする

単純に聞こえるが、これをやっているのと、やっていないのでは大きな違いが出てくるのだ。

8.内側にいる3人のラポールを築け

ラポール
[出典:log.viva.co.id]

1.ラポールとは

NLP(神経言語プログラム)の用語で、他人と信頼関係を築くという意味。ラポールと持つとか、ラポールを作るといった表現をする。

他人とラポールを築くということもあるが、自分自身ともラポールを築くことが先だ。他人とラポールを築く前に自分自身、内側とラポールを築くことはすごく大切なのだ。

まず自分自身の中にある、肉体面、感情面、精神面の3人、つまり3つの脳のラポールを築くことだ。それがないと、不一致が起きて、摩擦が起きてくる。そして思考、感情、発言、行動の4つも一致させていくことだ。

自分自身の中でラポールができている人は、セルフイメージが強くで、ステータスが高い人間になる。すると、自信のあるセルフイメージが確立されていく。

まずは3つの脳のラポールを築くことが大切だ。

3つの脳とは、ハ虫類脳(自己中心脳)、ホ乳類脳(自己犠牲脳)、人間脳(論理脳)の3つだ。

自己中心脳と自己犠牲脳が結構いつも喧嘩している。自己中心脳は、「おれはこうしたい、ムカつく、やりたい、食べたい、殴りたい」とかを考えている。自己犠牲脳は、「周りのために自分を犠牲にして、グループのためを思わないといけない。秩序を守ってルールを守っていかないといけない」という気持ちがある。これが喧嘩している。

ハ虫類脳とホ乳類脳の2人に大きな摩擦があり、不一致になっている。

どうしたら良いかというと、ロジカルな人間脳と使って、この2つの脳をなだめることだ。そのためには認識をすればよい。ハ虫類脳もホ乳類脳も、認識すれば変化をもたらすことができる。

2.ハ虫類脳とのラポール

ハ虫類脳とのラポールは、肉体そのものに認識していけばいい。体一つ一つのパーツに意識を集中させて、体をリラックスすることだ。

5分ぐらいでも良いので是非やってみて欲しい。

1.静かに落ち着ける場所で、時計屋ネックレスなど締め付けるものを外す。
出来れはベットなどに横になるとさらに良い。

2.軽く目を閉じて、「気持ちが落ち着いている」と心の中で唱え、リラックスする。

3.次の順番で、一つ一つのパーツに意識を向けて、心の中で唱える
a.右手が重い・左手が重い・右足が重い・左足が重い
b.右手が温かい・左手が温かい・右足が温かい・左足が温かい
c.心臓が静かに打っている
d.深い呼吸をしている
e.お腹が温かい
f.額が心地よく涼しい

4.リラックスできたと感じたら、目をゆっくり開け、手握ったり開いたりする。
背伸びをする。頭をゆっくり回す。

これをすることによって、体がリラックスして、緊張から解放され、ハ虫類脳が落ち着いていく。出来れば夜寝る前にこれをやると効果的だ。

3.ほ乳類脳とのラポール

感情脳をリラックスするには感情を意識すること。簡単な方法は感情に名前をつけることだ。

幸せとか嫉妬とか怒りに感情に名前をつけている。例えば、怒りという感情には「怒り虫君」とかの名前をつける。怒りの感情が湧いたときには「お、怒り虫君が来たぞ」と思うと、怒りの感情に巻き込まれないし、感情が過ぎ去るもの早くなるのだ。

もう一つの方法は、この感情はだれから来ているのか、を認識する。

先生に褒められたいとか、だれにも負けたくないとか、誰々に叱られたくないとか、負けられないとかだ。自分自身だけでは感情は動かない。

必ず他人が絡んでいる。他の人の評価とか、意見とか、期待とかで感情が動いていくからだ。源になっているのは誰なのかと認識するだけでよい。

4.まとめ役の人間脳

内部の摩擦は、自己中心脳と自己犠牲脳が喧嘩をしているからだ。オレはこうしたい、でも秩序を守らなければ、という葛藤があるからだ。どちらかを押さえ込んだりしないで、2つの意見を同時に取り入れる。

「ムカつく」と思ったら、「ムカつきます」というし、その後にほ乳類脳さんが出てきて、「でも大切な人なんです」という。きれい事だけを言っていると、は虫類脳は「オレの意見は無視かよ」といこうことになってしまう。人間脳さんが審判になり、コントロールして、2つに平等には意見を言わせてあげることが必要なのだ。

何度も繰り返すが、内側の部分を一致させておくことが大事なのだ。

ほとんどの人は、この肉体にも感情にもフォーカスしないし、認識さえもしない。すると、どんどん不一致が起こってしまう。自分自身のラポールを持つということは、それによって、自分の中の摩擦が消えていって、意志の力が失われなくなり、セルフイメージがどんどん向上していくのだ。

9.セルフイメージを習慣化しろ

習慣化
[出典:www.kumpulanmisteri.com]

セルフイメージを向上させるには、一時的な対処方法では改善されない。セルフイメージを高める習慣を持つことによって、少しずつ向上していくからだ。

セルフイメージを向上するには3つのレバレッジ(てこ)を使うことだ。

1.習慣にする

毎日習慣つけることだ。自分のコミュニケーションのタイプは何か、相手のタイプは何かという意識をいつも持っておくことだ。チャレンジや困難に出会っても、乗り越えられるという自信や、幸せになれるという確信を心の中で唱えていく。声のトーンも意識することだ。

2.一致させていく

思考、感情、発言、行動のすべてを一致させていく。ウソは言わないこと。そして、肉体のリラックスを寝る前におこない、感情のネーミングをつける。自分のセルフイメージを鏡の前などで自分に向かって話すこともよいことだ。

3.付き合う人間を選ぶ

あなたは、あなたの周りの人間から大きな影響を受けている。どういう人に囲まれて時間を過ごしているか、どういう影響を受けているかで、人生が変わるのだ。だから、自分が求める人たちを周りにおく。ネガティブな発言ばかりしている人とウォーレン・バフェット氏やビルゲイツ氏と一緒に過ごしている人とは全く違う人生になることは明らかだ。

まとめ

他人とのコミュニケーションをする前に、自分のとのコミュニケーションが大事だ。自分自身のセルフイメージを高めることによって、自信を持つことが出来るからだ。さらに、自分の価値観と価値観の優先順位がはっきりしていれば、現地人との交渉や指導も簡単に、スムーズに行うことが出来るのだ。

インドネシア人は、ウソ発見器の感度が高いので、騙そうと思っても必ず見破られる。だから、自分のセルフイメージを高め、思考、感情、発言、行動を一致させることで、信頼を獲得できて、ビジネスが成長するのだ。